労働人口の減少や優秀な人材の確保の難しさから、従業員の定着率や一人ひとりの生産性向上を目的として、従業員エンゲージメントの向上が重要視されています。
しかし、Gallupの調査※によると米国の従業員エンゲージメントは2013年以来の最低水準に達しました。
※ Gallup 調査結果
フルタイムまたはパートタイムで働く18,708人の米国成人を対象に無作為にサンプリング
エンゲージメント低下の主な理由
主な理由として以下が挙げられています。
- 企業のミッションや目的が不明瞭
- 自身の役割が不明瞭
- 組織に対する満足度の低下
- 従業員同士の希薄な関係
特にエンゲージメントの低下が顕著だったのは以下のタイプの従業員です。
- 35歳未満の従業員(特にZ世代)
- リモートワークが可能であるにも関わらずオフィス勤務している従業員
- 100%リモートで働いている従業員
コロナ禍による影響
コロナの流行により、ここ数年で働き方は劇的に変わりました。在宅勤務やコミュニケーションツールの発展により、従業員同士の直接的な交流が減り、画面に向かう時間がはるかに増えています。人間的な交流の減少が、従業員エンゲージメントの低下につながっているとも考えられています。
エンゲージメント低下の影響
従業員エンゲージメントが低いと以下のような影響が出ることが懸念されます。
- 離職率の上昇
- 生産性の低下
- 職務中の事故やミスの増加
エンゲージメント向上のために企業ができること
多くの従業員は意味のある充実した経験をと、人中心の職場カルチャーを求めています。仕事における充実度向上の為に、企業のミッション、ビジョン、バリューを伝え、以下のような仕事の目的や意義を伝えることが重要です。
1. 部門の目標と組織全体の価値への貢献
従業員が所属する部門が、どのように組織全体のゴールや価値に貢献しているかを明確にする。
2. 個々の役割の意義
従業員の役割が部門や組織にどのように貢献しているかを伝える。
3. 従業員とのチェックインの重要性
マネージャーが定期的に従業員に対してチェックインを行い、彼らの仕事に対する充実感や組織への繋がりを確認することが大切です。完全リモート勤務であれ、オフィス勤務であれ、従業員がエンゲージしていることを確認するのは、マネージャーの責任です。従業員に対して意識的にチェックインし、彼らの仕事について尋ね、充実感を感じているか、仕事に繋がりを感じているか、確認をすることが大切です。
チェックインの頻度や質などの現状を把握し、マネージャーに対して、1 on 1の実施方法やコミュニケーション方法などのトレーニングを行う事は従業員エンゲージメントを高める有効方法のひとつとなるでしょう。
引用元:
U.S. Engagement Hits 11-Year Low
Employee Engagement Falls to Lowest Point in Over a Decade















