前回のアメリカの福利厚生についての話の続きになります。今回は最近関心が高まっているウェルビーイングへの取り組みなどについて話しました。

ウェルビーイングといってもメンタルウェルビーイングやフィジカルウェルビーイングなどがあります。たとえば、アメリカ企業ではEAP(従業員支援プログラム)が提供されており、年間15~20回の無料セラピスト面談など心の健康をサポートするサービスが充実しています。また、ジムやマッサージなどフィジカルな側面にも配慮し、月に50~100ドルの補助金が提供されることもあります。さらに、通勤のための自転車購入に補助が出る場合も!さまざまな側面で従業員の福利厚生が考慮されています。

経済面では自社株を購入できる制度や、ファイナンシャルプランナーを紹介してくれるサービスなどもあり、社員の将来の安定をサポートしています。また、日本の企業と違いアメリカでは交通費は支給されないので、個々で手続きをし給与天引し、必要経費として非課税になるようにするシステムなども用意されています。

面白いサービスといえば、サブスクのように月々の支払いで弁護士のリーガルサービスが使用できるというものまで。ビザの相談から離婚や親権問題、または交通事故の後処理や遺書作成などニーズは高いようです。

意外なのが、アメリカでも長期勤続をお祝いする文化があり、5年勤続すると4週間の休みがもらえる会社などもあるそうです。一方で、昇進など、ポジションや職務に変化がなく勤続年数が長い場合は、採用時にベイエリアでは不利な印象を与える場合もあるそうです。日本とは全く逆の発想ですね!

パンデミックの影響で新たな福利厚生が出現しています。例えば、リモートワーク環境の整備を補助する制度や、社員同士でポイントを送り合いギフトカードに変換できるピアボーナスシステムなどが導入されています。アメリカ、特にベイエリアでは優秀な人材確保の為に様々な福利厚生が用意されています。

次回は産休育休制度についてです!